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zoom RSS 『ツリーハウス』『風の中のマリア』読みました。

<<   作成日時 : 2012/04/04 22:45   >>

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『ツリーハウス』 角田光代


満州から引き揚げてきた祖父と祖母が始めた
新宿の中華料理店の三代にわたる物語でした。

作者の角田さんは、私と同じ学年(現在45歳)です。
だから戦時中からの物語を描いたのは
偉いな〜と思いました。
でも、よく考えたら江戸時代でも作家は想像して描くもんなんだから
プロならそんなの当然か・・・と思いなおしたけど。

正直に言うと最後のほうは飽きてしまいました(´ρ`)
こういう時代が流れて行く話は、現代になればなるほど
興味が薄れて行ってしまうのが宿命ですね。

おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さんの若い頃は
内面、人間性が描けていたのに
年をとったら、個性のない人になってしまっていた。
作者が、自分よりも年上の人が描けないからかな?
それとも孫の20代男性が主人公という構成上 仕方なかったのかな?

長い年月をコンパクトにまとめすぎてるような感じを受けたし
もう少しびっくりするような出来事があったほうが
小説としては面白かったかもなぁ・・・
と思いました!




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『風の中のマリア』 百田尚樹


女王が統べる帝国に戦士として生まれたマリア。
過酷な闘いの連続に身を投じていた彼女に、
ある日出会った男性が衝撃的な事実を告げる。
帝国とマリアの運命とは?



読み始めて、「オオスズメバチの話だったのか!」
と気がつきました。

私は動物番組が好きで、けっこうそういうのはよく見ます。
昆虫も大好きです。

この本は虫達が人間の言葉で話して
人間的な考え方をするのでそういうところは
あんまり好きじゃなかったけど。
動物が人間の言葉で話す作品全般が、そもそも好きじゃないから。
どうしても違和感があって


最初からオオスズメバチが擬人化されてる話だと
わかっていたら、読まなかったでしょうね。

それでも、読んで良かったです。
今まで知らなかったオオスズメバチの生態が
勉強出来たので。
「殺し」や「死」に対して感傷的に描かないところも良かったな!


巻末補足資料に
「オオスズメバチの単倍数体性」について
「血縁選択説」について
「オオスズメバチの集団攻撃」について
「蜂球」について
「女王バチ殺し」について
「セイヨウミツバチの盗蜂」について
「オオスズメバチの巣の終焉」について

と説明が載ってましたが、この本を読んでからだと
内容がよくわかります。


ニホンミツバチが巣に侵入して来たオオスズメバチを
数百頭で取り囲んで殺害する「蜂球」。
前に映像で見たことがあるけど、
それもきちんと描かれていたので感心しました!


ある種類の蟻のほうが蜂よりも賢いと思うので
蟻の話でも良かったかな〜と、ちょっと思ったりして。
きのこを栽培したり、牧畜したり、他の巣から奴隷をつれて来たりと
びっくりするような事をする蟻・・・いますよね!(ハキリアリだっけ?)



昆虫好きの人ならこの本はとても面白く読めるのではないでしょうか。








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