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zoom RSS 『I’m sorry,mama.』 を読みました。

<<   作成日時 : 2008/03/09 16:45   >>

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I’m sorry,mama.  桐野夏生・著

久しぶりに桐野夏生さんの本を読んだ。
面白いんだよね。この人の本って。
桐野さんは冷徹な目を持っていて人間観察の鋭い人。
甘い事、描かないところも好きなのよね。
ご本人はとても美人でカッコイイ雰囲気の女性なんです。(テレビで見たの)

でも桐野さんて、なんでこんなに邪悪な人間を描くのが好きなんだろう?
あったかくほんわかして、心癒される作品は全くない。(今まで読んだ中では)

「村野ミロシリーズ」の『顔に降りかかる雨』と『天使に見捨てられた夜』
では、好感を抱いていた主人公のミロ。
最後の『ダーク』を読んだ時
「ミロ・・・どうしちゃったの?なんでこんな悪い人になっちゃったの?
ミロの考え方、おかしいよ・・・」
って、驚いた。
主人公なのに・・・こんなにイメージダウンさせた意味って
一体なんなんだろう・・・?
感情移入出来ないほどの変貌ぶりだった。

他の作品でも、嫌な性格の登場人物が多いし。
人間の醜い部分に目が行きやすいのかなぁ。



『I’m sorry,mama.』
とんでもない女殺人鬼の話だった。
殺人鬼でも見た目は愛想の良さそうな中年女性ってとこが恐い。
確かに、事件が発覚しなかったら、
殺しまくって奪いまくる悪魔のような人間って、
この世のどこかに いるのかもしれない。
(知らないだけで、本当はいると思う)

こういう人間と出会うというのは一種の事故だと思う。
生い立ちが可哀相でも、同情したくないし、近づきたくない。
私は絶対にこういう人と接触したくないな・・・と思った。

どこかに本当にいそうだと、思わせるぐらいリアルな人間像で
さすが桐野さんですな
と思いましたね。
面白かったです。

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