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zoom RSS 友達がいないダンナっていいっすよ(゜∇^d) !

<<   作成日時 : 2005/10/24 15:27   >>

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奥田英朗の「イン・ザ・プール」を読んだ。
この前読んだ「空中ブランコ」の前作で
とんでもなく強烈な個性を持つ精神科医
「伊良部」が、患者との変てこなやり取りによって
病気を治していくというストーリーだ。
一つ一つの話は短いのだけど内容が濃くて
笑いと共に暖かい感動がジワ〜っと広がっていく。
すぐに読めるし、色白デブで5歳児並みの無邪気な伊良部が
憎めなくて可愛いので、ホントお薦め!!

この中に「フレンズ」という話がある。
携帯依存症の男子高校生の話で
読んでて彼の気持ちがよくわかるし
若い頃を思い出し、少しせつない気分になった。
携帯依存症と言えば現代の病気で、私みたいに昔、若者だった人には
全く関係がないんじゃないか・・・と思われるのだが。

携帯はツールとして登場するだけで
実際は友人関係においての問題で病は引き起こされている。

雄太は友達が多い。
「親友」も「30人」は、いる。(←たぶん親友の定義を間違っているのだろう)
ケータイメールは一日200回を超える。
でも返ってくるのは5通に一通。
メールを送る事が出来ない事態に遭遇すると
不安でいてもたってもいられないのに、友人達は連絡がとれなかった事など
なんとも思っていない・・・。

雄太は友達につくすタイプで、付き合いのために
新譜のCDを買いあさり貸しまくる。
自分の持ち物も貸してあげる。
仲間と付き合うのは金銭的に大変で
そのためには、バイトをする時間を増やす事さえ厭わない。

こんなに尽くしているのに、友達連中の集いに
どこからも誘われなかった事を知り、雄太は打ちのめされてしまう。
友達に利用されているとしか思えない付き合い方しか出来ない。

そんな付き合いの連中は、本当の友達とは言えないんじゃないかと
思うんだけど気持ちはよくわかる。
特に若い時って、学校とか狭い中に同世代の連中が
ぎっしり詰め込まれてるから、「友達」という存在を
どうしても意識してしまうのだと思う。
仲がいいと思っていた仲間から自分だけ誘われず
置いてきぼりを食らった時の衝撃は、大きい。

この話ではオタクと言われるようなクラスメイトの存在にも触れられているけど
自分の好きな物にのめり込んでいるほうがよっぽど幸せそうに思える。


それにしてもこんなに「友達」に縛られてしまうというのも
日本の教育が集団主義だからだ。
小学校に上がってすぐに「友達を一人でも多く作りなさい」と奨励する。
友達がいない事がまるで悪い事のように洗脳されてしまう。
決してそんな事、ないのに。
時と場合によっては仲間たちとバカ騒ぎするよりも、一人孤独な時間を
思索にあてたりする事はとても有意義な事なのに。

そんな風に思えるようになったのは
結婚生活も初めの頃、チャビが屈託もなく
「友達?いないよ!」
と、言い放っていた事による。
反常識的発言に最初はびっくりしたけど、
よく考えてみればこれが不都合な事は見事になにもなかった。

普通、女性は
「男友達の多い男性がいいですね
なんて言うけど、私は前に男友達の多い人と付き合っていた頃
あんまりいい思いをした事がなかった。
クリスマスも後輩が押しかけ、二人で過ごす事は出来ない。
毎晩のようにお酒と、マージャン。どんちゃん騒ぎ。(←学生だったから)
本人は楽しいだろうけど、彼女として
「早く帰れ〜早く帰れ〜 凸 (-"- ) 」
と呪いをかけるしかない。

友達のいない事を恥じる事はない。
むしろ、友達に自分を合わせて生き、自分を見失ってしまう事のほうが
多大な損失なんじゃないかと思う。

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