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zoom RSS 『永遠の0 ゼロ』 百田 尚樹・著 を読みました

<<   作成日時 : 2011/11/24 18:17   >>

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第二次世界大戦の話は辛いし、嫌な気持ちになる。
だからもう戦争の話は見たくもないし、読みたくない
と思っていたのだけど、この本がとても評判なので
「百田さんだし、読んでみようかな」と。
百田さんの『錨を上げよ』を読んだ時に
「この人は相当、左翼嫌いなんだな (´〜`υ)」
と思っていたので、左翼寄りの話にはならないだろう
という安心感がありました。

そして図書館に予約してから、手元に届くまでに半年以上かかりました!
今年の本じゃなくて2006年の本なのに!
予約を入れてる人が多く、人気がある本だという証拠ですね。




内容紹介

日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、
仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。

人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎と
フリーライターの姉・慶子は、
太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。
祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた
宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。
凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、
生に執着する戦闘機乗り―それが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、
なぜ特攻を志願したのか?




読んでて、胸が苦しくなってボロボロ泣きました。
宮部久蔵の優しさや覚悟、
愛する人のために生きたいと思いながらも
それを果たす事が出来なかった無念さ。
さまざまな感情に包まれました。


戦争に関する証言をテレビで見ただけでも涙が出てきてしまうのだけど。
やっぱり死ぬとわかっていながら、行動するというのは辛いです。

特攻で死んでいって、愛する人達のためになったのか?
というと、それがそうでもない・・・
という虚しさと言ったら。
愛する人達のためには、生きて帰る事が1番大切ですよね? (´∩`。)




それにしても嫌な気分になるのは
大本営参謀の無能さ、愚かさ、ダメさ加減です。
エリート達のひどさと言ったら・・・。


不祥事は隠す。国民に真実を知らせない。
失敗は人のせいにする。
誰も責任をとらない。

組織の論理で近視眼的に考えて
物事を大局的に捉える事が出来ないんです。

戦後66年も経ったけど・・・
今の日本もあんまり変わってないのかな?

戦後アメリカのシステムをそのまま導入すれば良かったのに!
って思っちゃいましたよ。
この本によれば、アメリカ軍の場合、失敗はきっちりと責任をとらされたそうです。

それに引き換え、日本の場合はエリート同士のかばい合いでした。
仲間の失敗を糾弾すれば、自分が失敗した時に責任をとるハメになるから。


物語の中で、祖父を知っている何人かの戦闘機乗りに会いに行くのですが
この中の1人の言葉に、なるほど〜と思いました。

「戦後、俺は何度も賭場を開いたが、素人ほど熱くなる。
有り金のかなりをすってしまうと、
頭に血が上って、僅かばかりの小金を残していても仕方がないと、
全部賭けてしまうのだ。

軍令部の連中にとったら、艦も飛行機も兵隊も、ばくちの金と同じだったのよ。
勝ってる時は、ちびちび小出しして、結局、大勝ち出来るチャンスを逃した。
それで、今度はじり貧になって、負けだすと頭に来て、一気に勝負。
まさに典型的な素人ばくちのやり方だ」




なんか・・・そうなのかも・・・戦争の素人集団だったのかも・・・( ̄_ ̄υ )

こんな人達が兵士を捨て駒にして、大勢死なせてしまったんですね。
人間が紙の上に書かれてある数字にしか見えなかったんでしょうね。

本当に悔しい!!
腹が立つ!!


腹が立つと言えば、(たぶん朝日)新聞社の男。
本当に、こういう人がいるんですかね?
私からすれば左翼思想に凝り固まってる人こそ
マインドコントロールされてるように思えるんだけど。

私自身は周りに左翼思想の人がいなかったし
学校でもそういう教育を全く受けていなかったので
「特攻隊はテロリストだ」
と決め付けてる人達のことが不思議でたまりません。
特攻隊は敵を攻撃してるだけで一般人を攻撃してないし!

それを言うんなら、東京大空襲のじゅうたん爆撃で
老人女子供10万人を殺したり、原爆を落としたアメリカ軍も
相当ひどくないですか?
この攻撃って国際法違反のような気がするんだけど。
(ま、日本も中国でひどい事をしてるから人の事はあんまり言えないですが)


戦争の話で嫌な気持ちになるというのは
腹立たしさが相当あるからです。
その腹立たしさは戦後の教育に関しても湧き上がってきます。

「愛国心を持ってはいけない」
という戦後の左翼教育は、戦争への反省からなされた物でしょうけど
どう考えても行き過ぎです。
自分の国を好きになってはいけないという教育をしてる国は日本だけですよね。
それはもういい加減、やめて欲しいですね。


この本は戦争の悲惨さが描けているし、戦争賛美もしていなくて
とてもバランスが良かったと思います。

ただ私としてはゼロ戦の空中戦など
興味がない描写が長く続くので、頭に入ってこなくて読むのが少しきつかった
男の人は、こういう戦闘場面は読んでいて面白いんだろうなぁ。

その当時ゼロ戦が世界で1番素晴らしい戦闘機だったというのは
よ〜くわかりましたけどね!
ゼロ戦が素晴らしすぎたせいで、搭乗員が無理を強いられていたという事も。

そして、アメリカ軍がどれだけゼロ戦を恐れて
尊敬し敬意すら抱いていたか、という事も。

エピローグのアメリカ軍の艦長の立派な態度に、涙が止まりませんでした。。。
(実話に基づいてるらしい)



戦争を全く知らないし、興味もないという若い人達に
ぜひ読んで欲しい本だと思いました。 








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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
ルナっち

ようやく、この本が回ってきたんだね。

面白い事に、ルナっちがひっかかった所、思った事、俺も結構似た感じに思いました。あのやくざの親分の言葉、記憶に残ってたよ。なるほどなぁって。あと、新聞社の人ね。ルナっちが言うように、この人の方が洗脳されていると言うか思い込んでいると言うか。ずれているように思うよね。

今回読んでて思い出したんだけど、ワシントンで博物館にゼロ戦や桜花が置いてあんの。その時にさ、第2次大戦の背景とか教科書以上には良く知らなかったのだけど、アメリカの広大な博物館の中にぽつんと置いてあるそれらを見て、日本人として何だか重い気持ちになったんだよね。桜花なんて、エノラ・ゲイの隣にあるんだよ。エノラ・ゲイを見た時なんてね、それがエノラ・ゲイという表示を見る前に、何だか気持ちに重りが付いたようになってさ。どこかに映像の記憶があったのだと思うのだけど、何だか本能的に受け付けない姿を見てしまったと言うか。で、その横に桜花だもん。桜花って知らなかったから、何これ?って感じなんだよ、初めは。だって、飛行機の展示物の中に、翼といえるようなものがない、正にミサイルが置いてあんの。近寄ると桜のマーク。あ、日本だなって感づいたよ。それで、まさかこれに人が?って悪い想像したと思ったら、まさにその想像のままのことが解説に書いてあったよ。
本から話がそれちゃったけど、第2次大戦の話は、忘れてはいけない話なんだよね。うまく?本にしてくれているなぁって。
りょう
2011/11/26 11:54
■りょうっち

この前「ボックス!」のところで話したばっかりの時に
この本がすぐに来て、ちょっと驚いたよ!
「なんか、すご〜い!」って。
自分でも予約してたのを忘れてた本だったしね(;´▽`A``

りょうっちも、あのヤクザの親分の言葉って
心に残ってた?
実践的に生きてる人が、本当にそう感じていそうな
深い洞察力のあるセリフだなぁ・・・
って思ったんだよね。
作者の百田さんが考えたというよりは、
実際に言った人がいそうな気がするんだよね。
机上の空論でばかり物事を考えてる人達には
かなわない生きた言葉だと思う。

新聞記者の高山ね〜・・・。
本当にいそうだよね(笑)
百田さんのことだから、なにかしら左翼的な発言を
押し通そうとする登場人物が出てくるんじゃないかな・・・
って思ってたんだよね。
まぁ、お姉ちゃんに泣いて謝ったというから許してやろう(笑)
でもさ〜
こういう世間の感覚からずれてる人が
教師や政治家やマスコミに多かったりするから
困るんだよね。
一般人は、こんな変な考え方してないのに。
一部の洗脳された人々が国民をリードしようとしてるから変なんだと思う。

あ、ちなみに私の「左翼」って
市民運動化・平和主義者・反日思想家なんかと
ごっちゃなイメージになっちゃってます〜〜〜(笑)
ルナ☆
2011/11/27 15:28
ワシントンの博物館にゼロ戦や桜花が置いてあるのね・・・。
桜花は・・・きついね。

人間爆弾は想像すると気持ち悪くなる。
私は見たことはないから、出来たら一生見たくないよ。

エノラゲイ・・・
本能的に受け付けない・・・かぁ〜・・・。
本当、おぞましいよね。

本当は最新鋭の戦闘機もカッコいいと
思っちゃいけないんだけどねぇ〜。
それはカッコいいと思ってしまうダメな私(笑)

ラブリー彼女が本を贈ってくれたおかげで
この本が読めて、良かったね
ルナ☆
2011/11/27 15:29
ルナっち

自分自身が勝負師ではないから、素人的なやり方をしてしまいそうだなぁって思ったんだよね。勘所、みたいな所を分かるようになるといいけど、そこは正に勘と、あとは経験なのかな。引く所と押す所。

教師、政治家、マスコミって特定の人が作った空気の中にいる、やっぱり特殊な人たちなのかもね。机上論だけで話が出来てしまうようなイメージだよね。本当は机上ではない部分を酌むのがしごとなのだけどね。

ルナっち、この本の感想をラブリーな彼女にメールした時に、トップガンとかって、本当は格好いい対象じゃないんだね、って書いたんだよ。あはは、ここでも同じような事思ってるし〜。
りょう
2011/11/27 23:21
■りょうっち

勘も経験がないと働かないでしょ!
やっぱり経験が大切なんだろうなぁ。

ギャンブルもやり慣れてる事が大切なのでは。
ダンナによるとその人によって
向き不向きがあるらしいけどね、ギャンブルは。
運と頭脳とその場の空気を読む力が必要らしいよ。

人の上に立って戦争やる人にも
向き不向きってものがあるんじゃないの?
知識を詰め込んでるだけだと
その場その場の判断が臨機応変で
出来るようにならないんだろうね〜。
必ず勝てる勝負をしてくれる勝負師がいいよ。
人の命がかかってるんだから。

そうそうトップガンね
でも道具に罪はないから〜。
戦闘機や武器は抑止力の道具って事で…。
でもそんな事言ってるから
アメリカから銃がなくならないんだろうけどねぇ。
ルナ☆
2011/11/28 21:54
ルナっち

宮本武蔵は負ける勝負はしなかったらしいね。これも、勝負師の勘なんだろうね。確かに、誰しも向き不向きはあるね。明らかにギャンブルには向いてないわ、俺。興味があれば、経験もつめるのだろうけどね。
りょう
2011/11/29 11:50
■りょうっち

そうだよね!
宮本武蔵は負ける勝負はしないって
書いてあったよね!
だって負ける時=死ぬ時だもんねぇ。
負けるとわかってる戦いに行かせるのは
自分の命は関係ないからだよね。

あはは、ギャンブルは向いてないの〜?
でも最初っから
手を出さないっていう生き方も賢いんじゃない?
ギャンブルで人生を棒に振っちゃう人のほうが
どう考えても多いしね。
私が奥さんなら、ギャンブルはやらないで〜!
って思うもん(笑)

大王製紙のティッシュ御曹司のニュースって
知ってる!?
106億円、カジノに注ぎ込んだ人。
あきれるよねーーー。
自己破産してもチャラにならないらしいね。
85億円を毎月、返済って…
はまった額が大きすぎるんですけどーーー
ルナ☆
2011/11/29 17:06
ルナっち

うん、僕はギャンブル向いてないと思う。ってか、ルナっち、そこに笑い過ぎだし〜。
そうだなぁ、ギャンブル、タバコ、は全くやらない。というか、興味が出なかった。でも、女性をどうこっち向かせるかは興味あり(笑)でも、なかなか成果なし(爆)

大王製紙の話、ニュースで見てるよ。まぁあそこまでやればある意味天晴れ。でも、社員とそのご家族にはとても気の毒・・・。ということで、天罰が下るべきでしょう。
りょう
2011/11/30 12:29
■りょうっち

いや、そんなに笑ってないよ(笑)
ギャンブルもやらないし、タバコも吸わないというのは
奥さんからしてみればとてもいいダンナさんに思えるよ。
今の若い子は更にギャンブルやタバコに興味ないだろうなぁ。
お金かかるし。

女性を自分に向かせてそのあと、どうするの?(笑)
めんどうな事になるだけだと思うけどなぁ
女の人って本気になりがちだからねぇ。
男の人が思ってるようなお手軽な関係には
なかなかならないよね。
奥さん、傷つくし。
あんまり成果ないほうが、かえっていいかもよ(笑)
やり慣れてない人ほど、深みにはまっちゃうよ〜?
でも成果ないんだったら心配ないか

ティッシュ御曹司、全然あっぱれじゃないでしょ(笑)!
バカ丸出しでしょ!
そんな風に育てた親も悪い。
天罰は下らなくてもいいけど、借りた金は返せ〜!!
でも税金を使い込んだわけじゃないから
どうでもいいや…
ルナ☆
2011/11/30 13:37
最近読み直してました。

来年、映画公開ですね!
素粒子
2012/07/22 15:44
■素粒子さん

コメントどうもありがとうございます

来年、映画公開されるんですか!?
それは楽しみですね〜
ルナ☆
2012/07/25 09:49
たいへんよくできました(´・ω・`)
殉愛
2014/11/16 17:45

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