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zoom RSS 「何をやっても癒されない」 春日武彦 著

<<   作成日時 : 2011/08/19 09:10   >>

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タイトルに惹かれて図書館で手にした精神科医・春日武彦さんの本です。
雑誌に連載されてたようで短い文章がたくさん載ってます。
解決策も何もなくただただ著者が感じた事が書かれているエッセイ本。

その中の一編。

「何をやっても癒されない精神科医」

なんか気持ちわかるなぁ〜。
普通の人達がストレス解消できるような事では私も気分は改善しません。
春日さんが診察室で出会う人たちはまぎれもなくそういった人種で
春日さんも同類項だとか。

「能天気にストレス解消とかヒーリングなどと言い立てても
そういったもので簡単に立ち直れる人種とそうでない人種の二つが
この世の中には併存しているのである」
・・・と。

そうなんだ!?
私はあきらかにストレス解消とかヒーリングで良くなるタイプじゃないんだね。
これって性格なんでしょうかね〜。

セロトニンやらドーパミンの分泌量が少ないのかな。
まぁ、明るいタイプではないって事は確かかも(´ρ`)

でも気分が暗くなる大元を断たないで、癒されようとしても無理だと思うんだよね。
根本的に・・・。



あと私が興味深いと思った事実は・・・

双生児の片方が統合失調症を発病した場合
もう1人の発病率はおおむね6割5分・・・だとか。
約3分の2は一致するので、遺伝的な要素は関与していると思われるけど
残り3分の1は発病しないので
もっと別な要因が関わってるに違いない・・・らしい。
それが何かはいまだにわかんないらしいけど。

春日さんは自分のことを
「発病せずに済んだ一卵性双生児の片割れ」
であるかのような気分を常に心の隅に抱き続けて来たんだって!
(その気持ちもわかる)

やっぱり発病させないようにする環境も大切なんですねぇ。


身の回りとかネットの中にも病気スレスレなのかな?
と思えるような人は、けっこういっぱいいるような気がする。

被害妄想が強く、わけもなくいきなりヒステリーを起こす私の姉とか
鍵を閉めたかどうか朝何回も何回も確かめに戻って来る
隣の部屋の男の子とか。


でもそれってどこからどこまでが病気なのか、性格なのか
・・・よくわからない。
周りの人間も「しょうがないなぁ〜」ですませる事も出来るしね。

きっとここからここまでは正常でここから先は異常・・・
と、はっきり区別出来るもんでもないんじゃないかな
と思ったりします。



この本を読んで、精神科医は患者さんの治療をする人なのに
医者自身がかなり病んでいる部分があるんだなぁ〜
って思いました。
自分の精神に興味があって自分の心を知りたいと思うからこそ
精神科医を目指す…という人もいるのかもしれないな。
とも思いました。

解決法もなく、すっきりとした終わり方もないので
「・・・で?(^□^;)」
と、どことなくもやもやとした居心地の悪い気持ちも残りますが
一つ一つのエピソードが、面白くて興味深い本でした!






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「何をやっても癒されない」 春日武彦 著 月色はらっぱ/BIGLOBEウェブリブログ
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