月色はらっぱ

アクセスカウンタ

zoom RSS 『神樹』  途中までしか読めなかったけど・・・

<<   作成日時 : 2010/12/10 21:02   >>

トラックバック 0 / コメント 2

画像

『神樹』という本の作者の鄭 義(チヨン・イー)は中国人で
文化大革命時代に下放されて
天安門事件の民主化運動の指導者の1人として指名手配を受け
今はアメリカに亡命中だそうな。

(下放というのは、文化大革命の時、都市部の青少年を農村に送り込んで
肉体労働をさせて、思想改造を行う政策です)

文化大革命は1966年から10年間続いたみたい。
ちょうど私が生まれた年から始まって、10才の年まで続いたという事かな?
(前に読んだ『大地の子』にも文革の様子が描かれてたっけ)

その頃は私もまだ子供だったので、文革というものが全くわからず
何が行われたのかも知らなかった。
四人組裁判とか、江青女史のことをテレビでやってても
ただ『何か悪い事をした人』としか思ってなかったなぁ。




この本にも文革時代の人民裁判の様子が描かれていて・・・。
凄惨な殺しの場面。
リンチによって村人達につるし上げられる罪のない地主。
小説とは言え、この本に描かれているのは、きっと実際に行われていた行為だと思う。

その当時はどこの村でも地主一族を皆殺しにしたんだって。
生き残ると禍根を残すので3才の子供までも。
(一族皆殺しは古代から脈々と受け継がれている中国の伝統)

そして古代から様々な拷問がある中国・・・
文革時代もいろんな残忍なやり方で殺害したみたいです



ついこの前までこんな事が行われていたなんて・・・(-~-;)
文化大革命って、本当に恐ろしい。
そして、今ではまるでなかった事のようになってるのがちょっとびっくりです。

かなりひどかったらしい文革・・・
でも自国のそんな話はまるで知らないのか、テレビで中国の若い女性が
「残虐な日本人がやって来ると思うと・・・・」
とか今でも言ってのを見ると「え〜!?」って驚いてしまう。

こんなに平和外交を続けてるのに、まだそう思われてるんだ!?

私の感覚では中国のほうがむしろ残虐な気がしてたので…。
なんか意外というか。
(鄭 義さんの書いた「食人宴席」という本には
文革の時代でも殺された人の肉をみんなで寄ってたかって切り取り
家に持って帰って食べていた事が書かれているらしいです。
本当かどうかまではわかりませんが…)

それに日本人=日本兵ではないのに・・・(;´▽`A``
(中国では今でも日本は軍国主義だと思ってる人が半分ぐらいいるらしいです)



若い人達は文革の事を教えられてないから
ついこの前までひどい事が行われていた事実をやっぱり知らないんでしょうね。



「正しい歴史を学ばなくてはいけない」
と反日教育を目的とした抗日戦争記念館を見学した子供や若い中国人達が
こわばった顔でインタビューに答えてるのをテレビで見たけど
中国人にとっての正しい歴史というのは
日本兵がどれほど残虐だったかって事だけなんでしょうか・・・。
(それもどこまで本当かわからないほど大げさに宣伝されている)
とても残念です。


『正しい歴史』には、中国の負の部分は含まれてないらしい・・・。
だから今の若い中国人は1989年の天安門事件にも興味ないみたいだし。


中国の若い人も もう少しバランス良く自国の歴史を勉強して欲しいな〜って思うぞ(;^〜^A

まぁ共産党政府からしたら正しい歴史なんて勉強されたら困るから
自分達にとって都合のいい事しか教えないし
勉強したくても情報統制されてるから なんにも手に入らないしね。
この鄭 義さんの本でさえも中国のネットでは検索しても出てこないそうです。
そんなの国民がかわいそう。
そして反日教育によって嫌いになられてる日本もかわいそうじゃない?




あとこの本の中で、とても嫌〜な気持ちになった場面があって・・・
幽霊にぶっかける犬の血を手に入れるために
飼い犬を惨殺するところなんだけど・・・

殺し損ねて、痛がってキャンキャン逃げ回ってるのに
飼い主に忠実な賢い犬なので
「お座り!」
と言われて、痛いのを我慢して言う事をきいて殴り殺されてしまう。

人間を信頼している生き物が殺される場面は
あまりにもむご過ぎて、とても胸が痛む・・・・。
自分の子供を生き埋めにする場面もあったけど
犬が殺されるほうが私は嫌でした。


結局、この本は最初のほうを読んだだけで、嫌な気持ちが続くのでやめてしまいました。





内容は↓

中国山西省の山村で、樹齢数千年の「神樹」が突然開花した。
神樹がよみがえらせた親、子、兄弟や八路軍の亡霊たちは、過去を再現し、語りはじめる。
抗日村長を斬り殺した日本軍
神樹に守られた八路軍
土地改革で虐殺された地主
国家規模の“大躍進”・製鉄運動のために餓死し、あるいは生き延びた村人
文革時に失脚した村の書記
宗教結社弾圧に巻き込まれ処刑される娘…

神樹は歴史のすべてを見てきたのだ。
開花の奇蹟に御利益を求め人々が押し寄せたため、
共産党政府は危機感を覚え、迷信を根絶すると称し
神樹伐採に中央から戦車の大部隊を出動させる。
神樹を守るため、村人は亡霊の八路軍に加勢し、戦車隊に立ち向うが…。


という感じらしいです。
我慢して読めば面白かったのかもしれないけどねぇ。





※私は中国が嫌いなわけではありません



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ルナさんの文章読んだだけで、この本は読めない気がしたよ。

中国にもいい人いるよ。実際知ってるし。多数決を取ったら、日本は侵略国、みたいな事になるのかもしれないけど、100%の人がそういう風に偏った見方をしているわけではないんだよね。そこが救い。
でも、中国はいくら発展しているからと言って、行きたいかと言われると・・・。
りょう
2010/12/11 13:45
■りょうちゃん

う〜ん、なんか嫌〜な話だよね〜
最後まで読んだら、感動するのかもしれないんだけどねぇ。

中国にもいい人がいっぱいいるのは知ってますよ〜
いくらなんでも日本を地球からなくそうと
思ってる人ばっかりじゃないでしょ(笑)!
私も学生の頃は、住んでた寮に中国の人もいて
仲良くしてたよ
穏やかで頑張りやで性格のいい子が多かったなぁ
男の子と一緒に新宿に行ったら、炉端で売ってるウサギを見て
「eat?」って聞かれたんで、あわてて「no!no!」
って否定したっけ(笑)
24,5年前の話だけど。
でも中国本土から来てる留学生は少なかったのかなぁ。

うちの母親も近くで働いてる中国人の女の子達と
仲良くしてて、いろいろ食べ物をくれるって言ってたよ。
何もらっても「まじぃ〜ん!(まずい)」
って言ってるが(笑)
縫製の実習生として働きに来てるんだけど
自給250円ぐらいで、こき使われて休みもなくて
聞いてると本当にかわいそうなんだよね。
どうにかしてあげたいと思うんだけど
どうすればいいのかわかんないし

りょうちゃんは中国には行った事ないの?
欧米が多いんだね。中国はあんまり行きたくない感じ?
日本人が仕事で行く海外って中国が一番多そうだよね。
ルナ☆
2010/12/14 13:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
『神樹』  途中までしか読めなかったけど・・・ 月色はらっぱ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる