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zoom RSS 『おそろし』 宮部みゆき・著 を読みました。

<<   作成日時 : 2009/11/07 15:09   >>

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宮部さんは江戸の話を隣の町の出来事のように生き生きと描く。
下町生まれで今でも下町で暮らしてるから江戸情緒を自然に感じる事が出来るんだろう。

物語は、途中までは怪しい世界がいい感じに広がっていて
まぁまぁ面白く読めたのだけど、後半が私にはダメでした(w´Д`w)
思いっきりファンタジーの世界に入ってしまって。
日常生活の中で起こる不思議なら
「こんな事があるのかね〜?もしかしたらあるのかもしれないね〜」
と、面白く読めるんだけど・・・
あまりにもあり得ない世界にまで行ってしまうと、ちょっときつい。
初めからそっち系の本なら、まだいいとは思うんだけどね。(そしたら読まないけど)
だから後半は、ちょっと退屈になっちゃった。

主人公のおちかは綺麗で、ものすごくいい娘だけど
ちょっとずるかったりするところもある。
まぁ好感度を下げる事の出来ない主人公だから
「そんなの誰だってそうだよ。仕方ないよ〜」
って感じの普通のずるさでしかないけど。

みんな誰でもそういうところがある。
自分がひいきに思ってる人が、罪を犯しても
「至し方のない理由があったんだ」と かばったり。
本当は自分の心苦しさを許して欲しいのに
罪を犯した人を許す事で、自分が救われたりという事は、
人間として普通な事だと思う。
今まで宮部みゆきがガツンとした犯罪を描いて来たのに比べて
ほわほわした感じの話だったなぁ。

「現代の犯罪を描くのが苦痛になった」
というような事を本人も言っていたけど
むごい犯罪は書いてるほうも精神的に辛いんだろうな。

今、読売新聞でこの本の続きが連載されてて
途中まで読んでしまったんだけど、江戸のほのぼのとした雰囲気が
伝わってくるような話で、あったかい感じだった。
まとまって本になってから、きちんと読もうと思ってます。

犯罪や恐い話を描かなくても、読むほうも最初から
「この話は ほのぼの路線なんだな」
と承知の上で読むから、無理して犯罪方面を書く必要もないと思います。
畠中恵の「しゃばけ」っぽく行くとかね。
私は これ好きじゃないけど・・・


とりあえず途中まで読んでしまった続編「三島屋変調百物語事続」
本になったら、また読もう〜っと。


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