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zoom RSS 『アガーフィアの森』 を読みました

<<   作成日時 : 2009/09/04 13:02   >>

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この本には1978年にシベリア針葉樹林帯で発見された一家の事が描かれている。
信仰を守るため約300年前にこの地へ逃れてきた一族の末裔であるルイコフ一家。
30年以上自給自足を続けてきた家族の実際の話で
ほとんど原始時代のような暮らし方をしていて言葉も古い言葉を話す。
火は火打ち石でおこし、靴は白樺の樹皮で作り、塩もパンもない生活。
その生活はとても興味深いものです。

信仰とはどんな困難にも打ち勝つのだなぁ…と
思うと共に
「それはわれわれには禁じられておりますので」
と、マッチや紅茶などの贈り物を拒否する。そして体を洗わないなどなど・・・。
信仰って、一体何なんだろう〜?って考えてしまうようなところもある。

信仰上の些細な違いで、全てを拒否するかたくなさ。
そもそも3本指で十字を切れという通達に従わず
昔ながらの2本指で十字を切るやり方にこだわり続けて
俗世から隔絶された生き方を選んだ一団の人々。

俗世を拒否し続けた結果、最後は末娘のアガーフィアだけになってしまう。
どう考えてもルイコフ一家の信じてる信仰は、ルイコフ一家だけのもので
30年前に分かれた同じ集団とも、違ってきてしまって
一緒に暮らすことが出来なくなっていた。
同じ古い信仰を守っている親戚の村もあるのだけど
「真のキリスト教徒は、俗世を離れた庵でこそ救済される」
と父から厳しく教え込まれたアガーフィアは、
そこに行って人々と暮らすことも出来ない。


アガーフィアは、森の中で1人で暮らすことを選ぶ。
この話は1991年のことまでしか書かれてないので
その後のアガーフィアがどうなったのかがわからない。
1944年生まれのアガーフィアは今年、65歳。
今はどうしてるんだろう。
本の感じでは、1人ぼっちで森の中で生きていく事はとても難しそうだった。

ロシアの新聞に連載されていたこの話によって
アガーフィアは誰もが知る有名人となっていたけど
ロシアの人に聞いたら、わかるのかなぁ〜?
知り合い、1人もいないけど。

子供のように無邪気で純真で、とても魅力的なアガーフィア。
アガーフィアの生き方、人生に思いをめぐらせることによって
いろいろな事を考えてしまった。


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